2021年4月より、溶接ヒュームが特定化学物質に指定されました。溶接に何らかの形で関わっている方にとってはホットな話題ですね。溶接ヒュームに対してはこれまで粉塵としての対策を求められていましたが、現在は特定化学物質としての対策を講じる必要があります。こちらの詳細は、改めて特集ページというかたちで記事にいたします。
さて去る6月30日、当社の所属する大阪高圧ガス溶材協同組合が主催の「溶接ヒュームばく露防止対策教育研修会」へ参加いたしました。講師として中災防の医学博士の方が招かれており、法律改正を主導なされたお立場からの解説がなされました。感染対策が実施された会場は大変に盛況で、講義終了後には積極的に聴講者から質問がなされるなど、この改正への関心の高さを肌で感じました。
当社では昨年より営業課員がPRを実施しており、不定期ではありますがDMを請求書へ同封するなど、溶接ヒューム対策の周知を行っているところです。就労者の方々の健康を守ることは、溶接事業者様の大切な業務の一つです。集塵機や呼吸用保護具などは生産に殆ど寄与しない商品ですので、どちらかというと前向きになりにくいテーマですが、営業課員からの話題提供がありましたら、どうかお耳を傾けていただければ幸いでございます。